膝痛や浮き指をタビタフ靴下やアシタフインソールで解決するオールデザイン

試行錯誤に偶然が重なってできた、その奇跡

開発のきっかけは、過酷な訓練をする陸上自衛隊にインソールを販売させていただいていた時のこと。靴下もかなり重要であることがわかってきました。半長靴の中は汗でぐっしょりと濡れて、その状態で歩き続けるとマメや靴ずれができ、歩くのがとても辛くなるそうです。

私はもともと５本指靴下の愛用者だったので、陸上自衛隊半長靴用の良い５本指はないものか探していました。
そんな中、梅炭和紙で作られた糸プルボーネⓇが吸湿性に優れ、サラサラとした履き心地であることを知りました。これで５本指の靴下を作れないかと工場長に相談したら、糸が太いため５本指は難しいと言われ、それなら足袋型にしようかということになりました。 実は足袋型は２番目の選択肢だったのです。
ところが出来上がってきた足袋型の靴下を４人の方に試し履きしてもらうと、４人とも口を揃えて靴が一回り大きくなった感じがすると言うのです。たまたま、彼らも５本指の愛用者でしたので、圧力センサー測定機に乗ってもらい、比較してみると、なぜか、５本指だと浮き指なのに、足袋型だと足指がしっかりと映ったのです。
どうやら、５本指は足を開かせるので足裏のアーチは低くなり、足袋型はアーチがしっかりできるため、横幅が少し細くなるようです。アーチができると、足指がしっかり支えられるのです。

そこで、実践テストを行うため、陸上自衛隊の水陸団の隊員の方々にモニターとなっていただき、テストを繰り返し、改良を重ねました。
足裏の保護のために足底にパイルを入れて欲しいとの要望がありましたが、指先だけはパイルを入れられなかったため、逆に足指がよく動き、浮き指対策に非常に有効だということがわかりました。

ただ、和紙の糸は若干摩擦に弱く、破れやすいということがわかり、何度も補強方法を変え、最終的には糸に細くて強いコーデュラナイロンⓇを巻きつけることで、3000回の摩耗実験をクリア。

試行錯誤の繰り返しと、偶然が何度も重なった末、快適性と耐久性、そして、機能性、この3つをクリアする超快適なタビタフができあがったのです。